阪急なにわ筋線にJRが直通? 計画を紐解く【日経報道】
今まで阪急なにわ筋線について、産経が記事を出していたが、今度は日経である。というわけでこれらを組み合わせるとこうなるという話。
JR西、新大阪から阪急直通検討 新線で十三経由し関空へ
もくじ
これまでの経緯
なにわ筋線は、JR難波・南海新今宮~大阪間を結び、現・おおさか東線を経由して新大阪から、関西空港までを結ぶ路線で、令和13(2031)年開業に向けて目下建設が進んでいる。
これに対して阪急のなにわ筋連絡線・新大阪連絡線は大阪~新大阪~十三を結ぶ阪急の構想路線である。新大阪連絡線自体は元々京都・神戸両線を新大阪経由で結ぶ予定の路線であったところであった。現在では空港連絡ネットワークの一翼を担う路線として期待されている。歴史的経緯から阪急は現在十三~新大阪の標準軌で建設する免許を有している(大阪~十三は未取得)。
前回の報道では、阪急線について毎時6本ほどの急行電車、JR・南海の双方への直通の検討。自社車両の整備のほか、狭軌(1067mm)での建設、連絡線・十三駅を地下にすること辺りが報道されていた。間に合うのかどうかという問題である。
阪急なにわ筋連絡線、より詳細な構想が明らかに
なお、南海にしてみれば、新難波~大阪間は自社の事業区間(JRと共用)だが、大阪~JR新大阪はJRへの乗り入れとなり、その分利用者が流れる懸念があったといえ、阪急と南海の利害は一致していると言われる。
今回の記事
今度はJR西日本が阪急への乗り入れを検討しているという。南海と阪急の思惑も一致しており、そこにJRも乗り込む形である。阪急線内は急行毎時6本というのは既報の通りである。
また、北陸新幹線の環境アセスメントが進まないことにより、新幹線新大阪駅の位置が決まらず、結果的に阪急新大阪駅の位置が決まらないことになるということである。
想定される運転形態
ここまでの情報を組み合わせると、
・阪急は急行電車を毎時6本走らせたい
・有料特急の乗り入れは考えていない
・南海は新大阪に行きたい
というところで、ひとまずこれくらいの運転形態は考えられる。素案まで。
あくまで想定であるため、真に受けないこと。紀州路快速のことや、他の列車のことについては一切考慮していない。また増発のことも考えておらず、環状線からの関空快速が全くなくなるとも思えないため、あくまで想定である。
△現行ダイヤ
▽今出ている条件だけで想定されるダイヤ
【参考】
【阪急】JR西日本も阪急新大阪乗り入れを検討の日経報道(阪和線の沿線から様)
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