JR東 夜行特急列車を導入へ! E657系を改造
JR東日本は、「新たな夜行特急列車を導入します~運行を通じて地域の皆さまと新たな観光需要を創出します~」なるニュースリリースを発表した。
導入時期は2027年春、編成はE657系を改造して充てるとしている。運行エリアは首都圏から北東北など、時期によってエリアを変えるとしている。カラーは青色(特に濃紺)である。なんかどこかの会社で見たことがあるような…
編成を見れば10両編成のうち、1・10号車はプレミアムグリーン車、5号車(現行のE657はグリーン車)はラウンジ・販売スペース、その余7両はグリーン車となっている。示されているイラストを見るに、プレミアムグリーンは1,2人個室、グリーンは1,2,4人の個室を考えているとしている。4人個室はフルフラットになって、ファミリー向けであるという(ますますどこかで見たことがあるような)。
最近のJR東日本といえば、臨時夜行特急アルプス(2024年夏から;リリース)が想起されるが、こちらは座席車をそのまま入れているわけで、その実績を活かしたとみるには厳しそうである(そもそも北東北エリアをまず念頭としているのである1)。
また、某WEST EXPRESS銀河を上でにおわせたが、違いは元となる車両の経年であろう。ただ、こちらは、グリーン車のほかクシェット、座席車などを含めていること、昼行列車としての運転も念頭に置いていることを踏まえると、むしろトワイライトエクスプレス瑞風の位置づけにやや寄っているような気もするところである(価格はプレミアムグリーン車なので、旅行商品の瑞風や四季島ほど高くはなりようもない気がするところである)。
また、観光需要の創出と言っていることからすれば、やはりJR東日本の今までの運営手法を継続していくのであろうと思われる。そして、全車グリーン車以上ということを踏まえれば、WEST EXPRESS銀河よりマネタイズをしているとみてよいだろう。


- あれ、どうやって北東北に向かうのかということは少し気になったところ。東北線経由なら三セク各社の協力を仰ぐところになろう。 ↩︎
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