JR東「のってたのしい列車」の指定席値上げ

2024年7月18日JR各社/三セク国鉄

JR東日本は24日、「のってたのしい列車」の指定席料金、グリーン料金の見直しを発表した。改定日は10月1日から。改定のしやすい指定席料金を値上げした形となる。
「のってたのしい列車」などの料金を見直します

まずは、グリーン料金から。SLばんえつ物語、及びどう客車列車のグリーン料金を今までは一般的な快速・普通列車のグリーン料金としていたところを、大幅に改定する。

<現行:首都圏のグリーン自由席以外共通料金>
50キロまで780円、100キロまで1000円、150キロまで1700円、151キロ以降1990円
(適用となる列車は全国にあり、マリンライナーやSLやまぐちも同様の料金である)
<改定>
150キロまで2000円、151キロ以降3000円
(※新津から会津若松で111kmである)

また、指定席料金も以下の列車で改定となる。

POKÉMON with YOU トレイン、SL・EL・DL ぐんま(みなかみ・よこかわ)、SL ばんえつ物語、おいこっと、越乃 Shu*Kura、フルーティアふくしま、リゾートしらかみ、リゾートビューふるさと及び上記車両を利用した列車

<現行>閑散期330円、通常期~最繁忙期530円
<改定>通年で840円

※SL銀河、海里、B.B.BASE、HIGH RAIL 1375はすでに通年840円となっている。

現在のJR他社の普通・快速列車の指定席料金をみると
JR北海道の「SL冬の湿原号」・JR九州の「SL人吉」は1680円
JR北海道の快速エアポートのuシート・ノロッコ・JR西日本新快速Aシートは840円(ただしAシートはe5489で600円で販売している。uシートはえきねっとで販売も、値引きはない)
その他の指定席料金は530円、JR九州以外は閑散期330円である(例:JR北海道のホームライナー(えきねっとで210円で販売)、快速マリンライナー、JR東の快速湯けむり号・はまゆり号、JR東海の快速みえなど)
となっている。JRは特急料金については閑散期~最繁忙期で最大600円の差をつけ、グリーン車や寝台車にも同様に差額をつけているが、指定席料金については通年840円とする動きが各所でみられつつある(尤もその意図及び動機は各列車ごとに様々である)。