JR四国 22年春ダイヤ改正詳報

2024年4月26日JR各社/三セク国鉄,ダイヤ改正

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JR各社のダイヤ改正について詳報する。今回はJR四国について。
2022年3月ダイヤ改正について(JR四国PDF)

・高徳線と鳴門線でパターンダイヤを実施
概ね1時間に1本あったところである。徳島~池谷間1往復を延長運転する
徳島駅発の00分が鳴門行き、23分が特急、30分発が高徳線となる
今のところは高徳線で本数を増やしていないため歯抜けダイヤになる見込みだ。(来年以降考慮がなされるかもしれない)
他方で、板野駅から高松方面の普通列車を見ると

現行→改正
(略:6,7時台の3本)
10:54→廃止
13:46→13:18
16:36→16:35
19:07→19:07 引田止め
(略:21時25分発)

となっている。県境区間は特急を使ってくださいという明確なメッセージを感じる(これは邪推ではなく、昨年のダイヤ改正で徳島線で実施した内容に準じているからである)

~参考:JR四国のパターンダイヤ施行時~
2019年:牟岐線 徳島~阿南間 8本増発30分間隔に
2020年:予讃線 高松~多度津間 2本区間延長(坂出~多度津) 30分間隔(11時台除く)
2021年:土讃線 高知~後免・土佐山田間 1本増発 30/60分間隔
2021年:徳島線 徳島~阿波川島・穴吹間 8本増発 30/60分間隔(穴吹ー阿波池田間減便)
2022年:高徳線 徳島~池谷・板野間 2本増発 30/60分間隔(板野~高松方面減便)
2022年:鳴門線 全線 60分間隔
2022年:土讃線 高知~土佐山田間 1本区間延長(土佐山田~後免)

・特急うずしおの停車駅変更
屋島駅:2本追加停車
オレンジタウン駅:1本追加停車 2本通過
引田駅:3本追加停車
池谷駅:5本追加停車
勝瑞駅:2本追加停車 2本通過

・土讃線パターンダイヤ
2021年ダイヤ改正で増発された後免発高知行きが土佐山田始発になる。これによって土佐山田駅のパターンダイヤが昼間完全60分間隔になる。

・特急南風の大杉駅追加停車
県の交通計画に合わせてのもので、2本が新規停車となる。バス路線との接続を図る

・特急しまんとの運転時間繰り上げ
これに関しては宿毛~高知間から高松に出れる特急が1本減るように思われるがこれは画像を見て判断していただきたい


・モーニングEXP高松・松山号の毎日運転
読んで字のごとくであるが、日休日の運転もおこなわれる。

・マリンライナーの停車駅変更。
マリンライナーを最終1往復廃止と合わせ、鬼無・国分駅の停車を1往復取りやめる
これに伴い両駅の終電も変更がある

例)鬼無駅高松行き終電付近
23:47 普通 高松
24:15 快速マリンライナー73号 高松
24:42 快速マリンライナー75号 高松 ←通過へ変更
25:16 快速マリンライナー76号 高松 ←運転取りやめ
同駅坂出方面終電付近
22:16 普通 琴平
22:30 快速マリンライナー70号 岡山 ←通過へ変更
22:41 普通 観音寺
23:21 普通 多度津 ←19分繰り下げ見込み
23:35 快速マリンライナー72号 岡山 ←運転取りやめ


終電付近の変更
①マリンライナー75号・72号の廃止
②いしづち29号/しおかぜ29号 松山行き→伊予西条止めに短縮
また、いしづち106号 松山始発→新居浜始発に短縮
③予讃線 高松23時13分多度津行き最終→19分繰り下げ(32分発)
④予讃線 松山22時6分発今治行き→14分繰り下げ(20分発) ※終電1本前
⑤土讃線 高知22時54分発須崎行き→8分繰さげて、伊野止めに短縮(その先須崎までは44分繰り上げ)
⑥予土線 宇和島発21時21分発近永行き→21分繰り上げ
⑦徳島線 徳島22時57分発穴吹行き最終→5分繰り下げ

なお参考資料として設定見直しを行う列車が列挙されている
・区間延長3本
・毎日運転に変更2本
・運転取りやめ5本
・土休日運転取りやめ5本
・区間運転取りやめ10本
となっているがそれ以上に時間変更の効果が大きい改正と言えるだろう