阪急電車の有料座席、結局どうなった?【報道から1年】

2024年4月26日未分類

阪急に有料特急の話が出たのは昨年2月。もう結構前ではあるし、報道先走り感もちょっとあったけど敢えて扱う。

出ている情報はこの通り
・京都線特急
・コンセント、通信環境の整備
・通勤時間帯
・時期未定

こうなると、朝の10両の電車につくのではないか?2両を指定席車両(新造になるのか??)にしてしまえば話は合理的である。
しかし10両編成の電車は
京都河原町発
7:13発 快速急行 7:29発 快速急行 7:46発 快速急行
大阪梅田発 (桂で2両切り離し)
8:10発 快速急行 8:27発 快速急行 8:45発 快速急行
とまあ「特急」ではない。この時間帯はまだ通勤特急と快速急行を併用している時間帯である。

となると、1編成特別車両をあつらえて走らせるということも考えられる。イメージは「京とれいん」である。
例えば、1編成改造して1往復半を朝夕にそれぞれ走るというのがスタートラインではないだろうか。

この辺りのやり方に関してはすでに調査を始めていると見立てするのが穏当ではないだろうか。つまり関東各社、京王など特に後発の線区についてどう設備導入をしたかなどを調べていると思われる。
京王線のように丸々有料座席車両を入れるのか、京阪のように間に挟み込むのか、というあたりについて今後の報道に注目したい

なお、「乗客を皆平等に扱う、阪急の精神にもとる」との意見もあるが、それはそれ、という考え方もあるのではないだろうか。時代の流れに合わせ利用者の望むサービスを提供することこそ阪急に息づいているとみるべきだろう。特に京都線特急は2ドア(6300系)から3ドア(9300系)になり、座席数が減ったことからある意味でのサービスの質を下げた(混雑緩和というサービスのために下げざるを得なかった、トレードオフの関係)ことも有料座席の話が出てくる一因でもあるだろう。

ただ1両(1編成ではなく)の新造に1億円かそれ以上かかることはやはりネックだろうし、改造にしても相応の値段がかかる。そのうえチケット販売などの準備がいる。
さらに京阪がプレミアムカー導入を正式発表したのは2015年9月、実施できたのは17年8月と約2年かかっている。新造改造導入の場合そうそうすぐにはならないことを頭に入れておきたい。