「のぞみ」指定席拡大が正式発表
JR東海とJR西日本は「のぞみ」号の普通車指定席拡大を正式に発表した。
のぞみ号は、自由席が設定されてからは長らく1号車から3号車が自由席、4~16号車が指定席となっていた。これが、3号車も指定席に変更となる。
座席数を数えてみれば、
【現行】普通車自由席250席、普通車指定席871席、グリーン車200席
【改正】普通車自由席165席、普通車指定席956席、グリーン車200席
となる。指定席は1割ほど増えることになる。
東海道新幹線ののぞみは停車駅が少なさから、長距離輸送を念頭に指定席を多くしておくというのもわかる。フリークエンシーを活用したいために自由席を使うというものに対してはEXサービスを提供しているゆえにまだ納得がいくところである。
一方で、山陽新幹線となれば話は変わりそうなところである。新大阪、新神戸、姫路、岡山、福山、広島、徳山、新山口、小倉、博多との停車駅(一部停車を含んでいる)があって、そこそこ短距離需要がある(e.g.岡山ー広島間はノンストップ35分、福山停車で40分、こだまなら75分)ものと思われる。その中で自由席を減らすのは使いづらそうであるし、むしろ長距離の乗客に指定席が回りそうにない気もする…というところである。
そもそも昨日の往復・連続乗車券の廃止などにせよ、グランドデザインが見えないなかで数多くの施策が打たれているのは本当によくわからないところ。どういう人にどういう形で使ってほしいのか?が見えないところが鉄道趣味者としてはつらい(値下げしろだのを言いたいというわけではない)。
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