美祢線代行「快速」バス運行へ!
JR西日本と美祢線沿線自治体で構成されるJR美祢線利用促進協議会は代行バスに加えて実証事業を行う旨リリースした。
美祢線「復旧後の利便性向上に向けた調査・実証事業」の実施について
2023年7月の豪雨災害で被災し、代行バスで運転されている美祢線であるが、今般快速バスを運転士利便性上昇の効果を見極めるというものである。
現在の代行バスは長門市ー厚狭間下り9本、上り10本であるところ、ここに快速バスを下り4本(+平日厚狭~美祢間1本)、上り4本(平日は美祢発2本と長門市発3本)運転される。所要時間は現在の代行バス81分に対し、69分と大幅に短縮される。停車駅は厚狭、美祢、於福、長門湯本、長門市である。
(なお、2023年春ダイヤ改正時点の美祢線は9往復で、所要時間は62分~69分である)
増便バスは
【下り長門市方面】
厚狭8:00発美祢行き(平日のみ)、9:38・11:45・15:45・19:20発長門市行き
【上り厚狭方面】
美祢7:15・8:35発(平日のみ)
長門市7:50発(土休日のみ、美祢からはほぼ平日8:35発と同時刻)
長門市11:13・13:37・17:29発
(それぞれ美祢7:40・9:00/8:59・12:22・14:46・18:38着)
となっている。厚狭駅での新幹線接続を意識しているとのことであるが、博多方面は12時台以降11分発・岡山方面は8時台~17時台36分発なのでどこまで考えているのか定かではない。もっとも運行時間帯は絶妙であり、今までの代行輸送バスの間を巧く縫っているような時間帯となっている。
美祢線は平成22年にも災害で全線運休しており、それに合わせて利用促進協議会ができている。ただし、利用促進の内容は助成制度、観光列車、マイレール運動、利用証明書での優待と最小限に留まっている印象がある(HP)。
JR西日本は同協議会の促進部会で、復旧に58億円、5年以上かかり、しかも当面の間被災リスクが残るとして、単独復旧とその後の運営は困難としている。1県3市で支えられるレベルなのかも問題となろう。
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