岡山電軌 環状線の建設へ合意
岡山市は、岡山電気軌道と新線事業実施について合意に至ったと発表した。
路面電車の延伸環状化(大雲寺前~ハレノワ~西大寺町間)について 事業計画案がまとまりましたのでお知らせします
新設区間は大雲寺~西大寺間で、0.6km。建設費は約27億円で、岡山市と国が負担する。
元々、岡山市では「岡山市路面電車ネットワーク計画」を2020年に策定し、その中で、今回の路線を短期的に整備する路線として位置付けてきた。沿線には岡山芸術創造劇場(ハレノワ)が2023年9月にオープンしており、市としては整備したいと路線であった(他の計画路線に比べて、道路交通・バスへの影響がないこと、用地買収が不要であることがメリットとなっている)。2021年には都市計画決定まで済ませている(審議会議事録)。しかし、事業者である岡山電気軌道が整備費の負担に応じなかったため(そもそも運賃改定をするレベルである:リンク)、計画は流れていた。
その後、国の制度改正(何なのかをキャッチアップできていないのでコメントでご教示頂きたい)により、補助率が引き上げられたため、岡山電気軌道が整備し、維持管理費及び固定資産税相当額を市が負担する「みなし上下分離」により、事業実施に至ったという。軌道系交通での類例としては、万葉線がこれにあたることとなる。運行費用は市と岡電で痛み分けの形となり、赤字の場合は市が50%負担、黒字の場合は市へ50%納付という対応になる。
都市計画決定まで終えているので、あとは軌道法上の手続きを済ませれば着工できるため、ここからは比較的スムーズに建設・開業に至るものと思われる。申請については「特許申請」と書かれているので、軌道法単体のことであろうと推測される(地域交通法ではなさそうである)。開業時期は令和11年度中で、運行本数は毎時3本以上、「ハレノワ前」電停を新設することとなる。イメージとしては、単線片道運行であることを含めて、富山地鉄の市内環状線(富山都心線)が近いだろう(富山市HP)。
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