阪急伊丹・箕面・嵐山線でワンマン運転開始へ

2024年4月26日未分類

阪急電車は伊丹・箕面・嵐山線でワンマン運転を開始すると発表した。
伊丹線・箕面線・嵐山線においてワンマン運転を開始します

実施時期は
・伊丹線:2024年3月23日土曜日
・箕面線:2026年春
・嵐山線:2027年春
である。これによるダイヤの変更はない。

▲阪急伊丹線伊丹駅。4か月後にはワンマン運転が開始される。

安全のための取り組みについてはセンサー付きホーム固定柵、ホーム状態灯の設置が挙げられている。甲陽線、今津線(今津方面)は既にワンマン運転が実施されている(3両編成)が、これらにも整備されるとのことである。ワンマン運転の実施方法としては近鉄けいはんな線や、東急池上・多摩川線と同様であると思われる。

▲参考:長田駅の近鉄けいはんな線ホームに設置されているセンサー付きホーム固定柵。明るさは堪忍。

また、車内に防犯カメラを設定していくとのことである。

阪急電鉄は鉄道駅バリアフリー料金制度を利用しており、その計画中においてもすでに固定式ホーム柵について記載があり(リリース)、実際に伊丹線には設置が始まっているようである(Stella Rail Sideさんの記事)。

阪急伊丹線の運用車輛は6000系及び7000系であり、こちらはこれからワンマン運転に対応していくのであろう。箕面線(5100系・6000系・7000系・8000系など)も然りであろう。嵐山線の6300系・7300系・8300系も順次ワンマン運転に対応していくのであろうが、こちらは一部6両編成が運用されている。ただ、2024年夏から新2300系・2000系が導入される(ニュースリリース)のであり、これらにより玉突きで比較的新しい車両をワンマン化し突き出しで旧型車を廃車する可能性も一部見ておく必要がある(特に嵐山線6300系電車は2ドアである)。

嵐山線については春・秋の臨時直通特急(宝塚・三宮・天下茶屋→嵐山など)が2020年以降運転されていない(運転時の阪急電鉄公式のツイート)。

箕面線については箕面有馬電気軌道以来の路線であるが、2018年には直通準急が廃止のうえ、梅田行きが2本残るのみ(リリース)、2022年にはその残った2本も廃止となり箕面ー梅田直通運転が廃止になっている(リリース)。一応理由は宝塚線の混雑緩和である。北大阪急行南北線延伸線の影響も見越してなのだろうが、歴史を見る限り何とも寂しく感じる。

▲石橋駅箕面線ホーム。右側にある3,4号線は直通電車に利用されていた。


▲3号線ホーム。ここに来る電車はない。

参考: