BDきっぷでJR四国乗り潰しの旅【Day1】

2024年4月26日旅行記

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JR四国の発売しているバースデーきっぷ。誕生月の連続3日間、JR四国線、JR四国バス線(路線バス)、土佐くろしお鉄道線の普通・快速・特急列車に乗り放題という代物である。
普通車自由席用は12000円、グリーン車用は15000円である。
※旅行中に出てくる画像は旧価格(13240円)のきっぷです。

しからばこのきっぷでJR四国全線完乗をしてしまえばいいじゃないか!となったのが今回の旅の動機。日程の合うところを選んだら4月1日から3日で、20歳最後の旅行になってしまった。
四国へはジャンボフェリー。またその時の話はどこかで。

というわけで4月1日朝5時30分。香川県は高松駅。
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土佐中村行のしまんとなど朝から方々へ向かう時刻が出ている。同日から供用が開始された四国スマートえきちゃんの設備があり、ICカード専用改札に据え付けられていた。
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▲もしかしたらICカード改札機も置き換えられている??

高徳線の始発である普通列車徳島行は3両編成である。しかしこれには乗らない。だってグリーン車、普通車指定席に乗れるんだもの(そうでなくても三本松で追い抜く)。

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▲日も明けて列車が揃ってきた。右に見えるはしまんと中村行。

①特急うずしお1号 高松5:40→勝瑞7:19
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最新鋭の特急列車を使った高徳線特急に乗る。高速バスとの競合もあり、毎時1本、17往復の運転が確保されている。JR四国は自由席主体で、指定席は1両のごく一部である。

勝瑞駅に着く。対向の板野行きのツーマン列車を待って出発する。
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▲さくらがきれいですね

勝瑞駅は平日のみ窓口営業をしており、同駅と池谷駅のスタンプを用意しているようである。また、名刺サイズの時刻表の廃止の掲示もあった。かなしい

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▲徳島駅。車掌が集札のために駅舎側で構えていた。

②鳴門線 952D 勝瑞7:45→鳴門8:09
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実は結構多いツーマン列車に当たる。そういや1200系気動車はあんまり見掛けるイメージがない。2両編成でやってきて、隣の池谷からは10人くらい乗ってきて車内精算をしていた(池谷は終日無人)。
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▲行き違い列車がタラコ色のキハ40だなんて思わなかった(池谷)

鳴門駅に着く。5分の折り返しの間に色々見て回る。
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▲どうやら徳島県内で最北にある、らしい。
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▲出札機能をこちらに移したのにみどりの券売機が故障中。

③鳴門8:14→徳島9:03
池谷で随分待たされる。折角なので駅を見て回ることにした。
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▲写真は鳴門線の3,4番乗り場から見た様子。駅舎を挟むように線路が分岐している。
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▲同駅は一部の特急うずしおが停車する。勝瑞駅のほうが利用者が多いために、停車列車が少し減らされている。

さて、吉成でも対向列車を待つために数分停車し、徳島に至る。
3番乗り場に停車したらすぎに4番乗り場から鳴門行が発車。
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▲この次に乗る列車が見えている。

④4533D 徳島9:30→阿波海南11:38
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▲吉野川トロッコが停車中。この後に入線して阿波池田に向かうようである。
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▲職員さんが人形を置いていく。

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▲件の列車。特急うずしおは駅舎側に停車。

阿波海南まで伸びる牟岐線に乗車。阿南までは30分間隔のパターンダイヤ、そこから牟岐までも2時間に1本列車があるとともに、並行バスにも対応区間(阿南ー浅川)で鉄道乗車券で乗ることができる。

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▲羽ノ浦駅。阿南、そして桑野までは結構住宅地がある印象。

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▲阿南駅。バスに乗車できることも書いてある

さてここまで順調よく来ていたつもりがやらかします。阿南駅で駅スタンプを押して、押したままテーブルに放置し乗車するというミスを犯す。仕方ないので由岐駅で対向列車を待っている間に阿南駅に電話をかけて徳島駅に送ってもらうことをお願いする(夜に取りに行くことができた、感謝)。

牟岐でも数分止まり、そのまま阿波海南まで向かう。阿波海南駅には車止めがあって、引き返すしかな…ん?
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▲ん?青いのが見えるなあ

⑤阿波海南11:18→室戸岬13:05
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緑色のDMVが道の駅から折り返してやって来る。阿波海南停留所からすぐのところで鉄道モードに変換。鉄道になったので、鉄道としての点検をしてから出発をする。

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▲海部駅。鉄道区間も線路が敷きなおされている。また、着席定員制ではなく、立席もある(鉄道としては当たり前なのだが、バス区間は満員だと乗車できない)。

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室戸岬バス停に着く。中岡慎太郎像が見える。バスへの乗り継ぎはここでなくてもできるわけだが、ひとまず岬を見に行く。
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▲海ですね。
ジオパークとしての観光もできるのだが、それにしては時間が足らないところだった。

⑥室戸岬13:39→奈半利駅14:32 高知東部交通
小型のバスがやってきた。かなり細かくバス停が設けられており、確か50くらいの停留所が設けられていた。
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▲写真を終点でしか取れなかった。

さて、この時点でもう昼過ぎ。まだご飯も食べていないのでそろそろ食べたいところ。駅の食堂はラストオーダーが過ぎていたので、駅前のパン屋さんで塩パンとあんパンを頂く。土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線に乗車する。それこそ今やってきた経路が全て鉄路で結ばれるはずだったところだが、そうはならず、建設公団が完成させて、国鉄未成線の中で最後に開業した。上の写真の奥に見える高架がまさにごめん・なはり線である。
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▲風景がよい

駅の営業が普段は改札ではなく、地上らしいが、たまたま改札に駅員さんがいらした。
⑦5813D快速 奈半利15:01→高知16:22
ごめん・なはり線の快速列車。前は昼間に1時間に1本くらい運転があったような記憶があるが、どうやら2022年春改正で大幅に削減されている。
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▲快速ワンマンといえば関西線のイメージが先に来る

ところで転換クロスシートが巨大すぎて、非常に驚いた。京阪プレミアムカーでもここまで大きくなかった。せっかくリネンを掛けてもらっているのだが、そこに頭が届かないレベルである。
安芸駅では阪神タイガース仕様の車両と行き違う。何があったかと思えば、奈半利にキャンプをしに来ていることがゆかりだそう。
そろそろ疲労も貯まることで寝て醒めたら後免から土讃線に入り、各駅停車で高知駅。
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▲高知駅。駅名標がうまく撮れなかったのでここで勘弁

高知駅も自動改札がある。が、ICカードは利用エリアではない。他方、とさでん交通のICカード「ですか」はとさでんの市内電車・バスなどで利用できる。ついに地方のICカードを買ってしまった。
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▲せっかくなので乗ろう
か。

さて、とさでんに乗って桟橋通五丁目まで至り、飯をどうしようかと考えたが、特段思いつかず近くの喫茶店に。トンカツ定食が700円。安い。
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▲旅行ってこういうことなんですわ(飯テロ失敬)。
ちなみに、どうやらとさでんは停留所別、方面別で時刻表を備え付けているようで、収集をされる方にとっては相当な苦労になることが予想される。折角なのでがっかり名所ことはりまや橋を覗きに行く。確かに思ったよりは小さかった。
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はりまや橋交差点のダイヤモンドクロッシングもほどほどに眺めて高知駅へ。

⑧特急南風26号 高知18:36→阿波池田19:49
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▲南口の高知駅。目の前に見えるアンパンマン列車が南風号である。

いよいよこのきっぷの威力を示す時が来た。半室グリーン12席の一に乗り込む。
どうやら車内はかなり混んでいるようで、B列になった。また、おそらくではあるが4Cは車内指定用に空けているようである。
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▲フットレスト、レッグレスト、深いリクライニングなど、相当ハイグレード

もう日没が近づき、後免・土佐山田と過ぎると全くの闇。車内Wifiも一部機能せず(なぜか普通の回線はつながった)。
阿波池田に至る。駅名標は撮り忘れた。
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▲特急ばっかりだが、普通列車も数本づつやってくる。
駅員さんに言って時刻表を貰う。琴平駅の発車時刻が2か所変わっただけで相変わらずだった。

⑨特急剣山10号 阿波池田19:49→徳島21:05
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▲指定席は僅か12席

今回出発時にJR四国ツアーに自動指定してもらっている。3人指定席に座っていたが全員D席だった。最初うっかりA席(進行方向向かって右)に座っていることを車掌に指摘された。3並びで座るのもあれだなあと思ったのでそこに振り替えてもらえないか頼んだら、12C,D以外は車内で指定できないと言われた。指定券発行のシステムがそうなっているようである。
特急剣山はキハ185系気動車で運転されていて、そこそこ細かく停車する。
どのみち明日も乗るしなあ…という感じでのほほんとしていた。
1時間少々で終点・徳島まで至る。
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▲このまま回送される。

快活にて寝

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