JR東海 東海道線6駅を無人化へ【美化語:お客様サポートサービス】
JR東海は2024年2月を目途に東海道線の名古屋~米原間、中央線の勝川駅に「お客様サポートサービス」を導入するとした。
要は無人化である。
東海道本線(名古屋駅~米原駅間)・中央本線(勝川駅)への お客様サポートサービス(旧「集中旅客サービスシステム」)の導入について(2023年1月18日)
内容は
①券売機附近にインターホン、および案内用のタッチパネルを設けて精算を行う。
(現在は早朝夜間では精算ができていなかった、駅員不在時間帯は駅の機器を停止していた)
②オペレーターによりこれらを応対する
③「サポートつき指定席券売機」を一部駅に設置(JR西のみどりの券売機プラスと同様のもの)
④一部駅に駅員配置
となる。「JR全線きっぷ売り場(みどりの窓口)」の廃止とは書いていないが、おそらく廃止だろうし、駅も無人化されるだろうといえる。
実際各社でも同様のことをしているのだが、どうもこういう風に美化語というかにされると少し誤魔化されているような気がしてならない。正直に言えばいいのに…(「集中旅客サービスシステム」はまだその意味合いがあった気がするが…)
また、関西本線と東海道線(大府ー岡崎間)導入には、昼間に駅員が配置される駅は配置時間中はきっぷの販売を行うとしていた(「有人窓口を日中時間帯に営業する駅」と明記)が、今回は「現地に出向く係員を配置する駅」としかない。
対象区間の各駅についてみていく
・中央本線 勝川駅に導入
「サポートつき指定席券売機」設置・駅員配置
・東海道本線 名古屋~米原間に導入
名古屋駅:対象外
枇杷島駅:導入 「サポートつき指定席券売機」設置
清洲駅 :導入
稲沢駅 :導入 「サポートつき指定席券売機」設置・駅員配置
尾張一宮:対象外
木曽川駅:導入
岐阜駅 :対象外
西岐阜駅:導入 「サポートつき指定席券売機」設置・駅員配置
穂積駅 :導入 「サポートつき指定席券売機」設置
大垣駅 :対象外
垂井駅 :導入 「サポートつき指定席券売機」設置
関ヶ原駅:導入 「サポートつき指定席券売機」設置・駅員配置
柏原駅 :対象外(簡易委託)
近江長岡:導入
醒ヶ井駅:対象外(簡易委託)
米原駅 :対象外(JR西日本の管轄)
<過去の導入履歴>
2013年10月:武豊線(大府・半田駅以外)
半田駅には従来通り駅員配置
2017年10月:東海道線(岡崎ー蒲郡ー豊橋間、表示駅を除く)
幸田・三河三谷駅は現地対応係員を配置
2020年12月:関西本線(八田ー弥富間各駅)・東海道線(大府ー岡崎間:快速停車駅除く)
東刈谷・蟹江・弥富駅は日中駅員配置し、きっぷを販売
三河安城新幹線改札は有人窓口残置
2023年03月頃導入予定:半田駅・飯田線牛久保駅
※鶴舞駅の名大病院口、大曽根駅の南口も同様のシステムを導入している。鶴舞駅の名駅公園口、大曽根駅北口導入していない。
参考:
集中旅客サービスシステムとは何ですか?また、どの駅に導入していますか?(JR東海)
醒ケ井駅・柏原駅の営業内容について(米原駅)
武豊線 集中旅客サービスシステムの使用開始について(2013年8月22日)
東海道本線 集中旅客サービスシステムの使用開始について(2017年9月5日)
集中旅客サービスシステムの導入駅拡大について (2019年11月13日)
JR西日本、無人化を美化語にした? 【「人ならではのサービス」】(弊ブログ)
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