南東北で大回り!190円で大旅行!!
仙台に折角きたということで仙台近郊区間で大回りした。その様子をば見せんとすがために執筆する。
そもそもJRの近郊区間制度とは、特定の区間に於いてはどのような経路を通ったとしても一筆書きである限り最短経路の運賃で計算してもよいというものである。
仙台近郊区間は以下の通りの線区が指定されている。
画像全部のところについて指定されている。太線にしてあるところはいわゆる「大回り乗車」に適したような環状経路を形成している。(なお、新庄~福島で山形新幹線を利用した場合は同制度の適用外となる)恐らく同区間での最長ルートは
「福島~東北本線~仙台~仙石線~石巻~石巻線~小牛田~陸羽東線~新庄~奥羽本線~福島」となる。この中で1駅間を切って乗車することになる。
今回通った経路は上とは若干違う。乗車列車を羅列する(スマホ版の場合はこちらの画像も参照ください)上記ルートに合わせるなら仙台駅8時15分の仙石線電車に乗るのが良いだろう
さて随分前置きが長くなったがこっからが旅行記である。
旅の始まりは仙台駅。
まずは仙石東北ラインで石巻へ。それから新庄に向かおうというところ。
…ん?
新庄行き…??
どうやら全車指定席制の臨時快速だったようで。
さて1本目はマンガッタンライナー仕様の仙石東北線列車。仙石東北ラインという名称は駅では使われず、東北本線回り石巻行という案内だった。
↑特別快速という字が期待を抱かせる。
↑仙石線にドアの高さを合わせているようだ。
仙石東北ラインは要は塩釜ー高城町の短絡線である。運賃計算上は松島ー高城町となっている。
↑向こうに見えるのが仙石線の電車であった。
石巻駅は仙石線ホームが1面2線、石巻線が2面3線となっている。
↑左から5・4・3番乗り場。4番乗り場に停車するのは女川行。3番乗り場には女川から仙台直通の列車もある。
↑左から1・2番乗り場。真ん中は3番乗り場から来ている。
次は石巻線列車。女川方面からやってくる。
石巻線列車は基本ワンマン。仙石東北ライン直通のほか、平日朝はツーマンがある。
キハ110気動車の中でこのようなものがあった。
↑椅子自体重そう…
ところが途中で湧谷-前谷地で防護無線を受信。すぐに運行再開したが、果たして大丈夫なのか…
↑前谷地駅。気仙沼線が分岐する。
小牛田駅に着く。東北本線仙台方面は4両以上ツーマン。石越・一ノ関方面は2両ワンマンが多い。
↑陸羽東線の列車に乗車する。しかし、仙台方面からの列車がどうやら遅れている(先ほどの防護無線もそうらしい)ようで、陸羽東線の列車は30分遅れでの発車となった。
↑陸羽両線の駅駅。
古川で新幹線を待ち合わせるための30分停車が削られて以降は定刻通りとなっている。
古川で乗ってきた子連れなどは岩出山・有備館で降りたようである。どうやらイベントがあったらしい。
↑有備館駅。岩出山町が合併で無くなったようで。
↑鳴子温泉駅に着く。ここで折り返す列車もある。
1駅過ぎると県境となるが、県境を越えたのは僅か6名。
鳴子温泉ー最上では輸送密度は100人を切る。これでも”近郊区間”だそうな。
↑瀬見温泉。交換設備が撤去されているところが非常に多い。
↑南新庄駅。向こうに見えるのは奥羽本線。「たまたま見える関係ない線路」という扱いになっている。
新庄駅に至る。
1・2番線は標準軌で山形方面の列車。3番乗り場は陸羽西線だがバス代行。4番線が秋田方面の奥羽本線の列車。5番線が陸羽東線。
時刻表があるらしいのだが、もうどこもかしこもないだろうと思って回収をわすれてしまった…(3番乗り場のところは隠されている)。
新庄から山形はワンマン2両編成の電車。この電車は学生やハイカー含めて結構混んでいるように感じた。
↑山形新幹線停車駅は全てのドアが開き駅で精算となる。
山形に着く。
駅での案内は分かりやすくなっていた。5番線ホームはどうやら予備用である。左沢線列車は4両で運転するものであった。仙台行き快速電車も4両編成となっていた。
↑山形新幹線は二重で改札がある。折角観に行きたかったのになあ…残念。因みに階段を下りるところで駅員さんが立っていた。どうやら左側1番線のつばさ号が発車時刻直前だったようである。
米沢行きの電車まで1時間ほどあった。水ゼリーを買ってみたりする。
↑お見合い式ボックスシート。離合式にしろ日本では余り普及しなかったようにも思われる。
↑タワーマンションが聳える。スカイタワー41と言うものらしい。
↑米沢駅。1~3番乗り場は奥羽本線。4,5番乗り場は米坂線である。
↑今泉行の気動車が奥羽本線から遠く離れたホームにある。今泉より先は代行バス輸送となっている。夕焼けも相まってエモい感じになってしまっている。果たして復旧するのかどうかだけが本当に気がかりである。
↑山形からきた電車は分割して左側が山形行として運転する。
板谷峠を越える電車に乗る。
↑峠駅。シェルターの中で異様な雰囲気を醸し出している。
↑峠の力餅。おいしい。
庭坂の手前で検札が来る。日程表と一緒に見せて通過する。立客はいない。乗客は大体20-30人ほどであっただろうか。
↑仙台行きの電車。向こうに見えるのは郡山方面新白河行である。
防護無線をここでも受けた。4両の電車はあまり混んでいない印象であった。
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