JR北海道 来年春のダイヤ見直しについて発表
JR北海道は15日、来年春のダイヤ改正に関して概要を発表した。通例であれば12月にJR旅客6社が同時にダイヤを発表するためそれに先立つ形。
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20210915_KO_3.pdf
基本的には21年改正を引き継ぎ、深化させる形になるがそれ以外の点に関しても発表があった。
・特急おおぞら関連
全ての特急おおぞら号を261系での運転となる。これに伴いキハ283系が退くことになる。
またこの改正に合わせ閑散期の編成を5両から4両に減車する。(参考:2021年ダイヤ改正でそもそも全列車6両から5両に減らしている)
・札幌ー旭川間特急関連
前回のダイヤ改正で旭川、札幌両駅を30分に発車する特急カムイ9、29、28、42号を土休日+多客期運転(年間130日程度の運転)としている。この運転日を縮小する。
また特急ライラック2本(恐らく30分発車)のものも多客期運転とする。
<参考>札幌駅発旭川行き特急時刻
黒字がカムイ号。着色した分が土休日運転該当列車。
緑字がライラック号、宗谷、オnはそれぞれ宗谷号、オホーツク号。()付は連絡を受ける/する列車。
四角かこみが上の文言上臨時列車化の可能性があるもの。
・特急北斗関連
新幹線との接続改善(最大20分)
・駅関連
①札沼線 既報リリース:https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/210414_KO_royce.pdf
ロイズタウン駅の開業(あいの里公園ー太美間 G11-1)について、ダイヤ制約上9割程度の停車となる予定。(現行ダイヤではこの区間上下計84本の運行となっている)
石狩太美、石狩当別の各駅から石狩の冠称を取る。
②宗谷本線 既報リリース:https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/210408_KO_Station.pdf
東風連駅を稚内方に1.6km移設し「名寄高校駅」に変更
東風連駅は現行ダイヤで上下計8本の停車(と普通・快速上下16本通過)となっているところを名寄高校駅は全て停車となる。
③駅の廃止
根室本線(釧路ー根室間)から1駅、函館本線から5駅、宗谷本線から1駅
なお宗谷本線に関しては歌内駅。20年ダイヤ改正で中川町の管理に移管していた。
21年改正で宗谷本線12駅廃止、函館本線1駅、石北本線4駅、釧網本線1駅を廃止し、宗谷本線17駅(歌内駅含む)と石北本線1駅が自治体管理に移行していた。
9月19日追記:函館本線に関して、池田園、流山温泉、銚子口(以上砂原支線)、石谷、本石倉となる見込み。
・新車導入
H100系の導入拡大。根室本線(新得ー釧路間)の54本全てと石北本線(旭川ー上川間)24本中(2→)21本をH100系とする。
これにより所要時間の短縮が見込まれる(最大新得ー帯広間で20分など)
H100系は2019年に函館本線の小樽ー長万部間(山線)のワンマン運転列車36本全てを置き換え、2020年改正で室蘭本線の苫小牧ー室蘭間で66本中43本、東室蘭ー長万部で20本全て、宗谷本線旭川ー名寄間で37本中34本の置き換えとその勢力を急激に拡大している。
・列車削減
札幌都市圏で10本程度を土休日運休、また札沼線で日中から夕ラッシュにかけて減車減便。また多くの区間で減車を行うことになる。
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