北条鉄道もキハ40気動車をJR東日本より購入
北条鉄道は1日、キハ40系気動車をJR東日本より購入すること、およびクラウドファンディングによる資金調達を実施することを発表した。運行開始は2022年春ころ。
北条鉄道はJR加古川線粟生駅から分岐し、北条町駅に至る第三セクター鉄道。元々棒線の鉄道であったところ、途中の法華口駅に行き違い設備(しかも日本初の票券指令閉塞式)を設け2020年9月に5往復の増発を行った。しかし保有車両がレールバス3両であるために安定的な運用ができなくなる可能性があった。それを受けてキハ40系気動車を既に運用を終えたJR東日本より購入することとなった。
車両を購入し、改造する費用の一部としてクラウドファンディングを実施する。目標金額は300万円、次いで700万円となっており、10月29日までの募集となっているがが、記事執筆時点(募集初日の9月1日20時時点)で既に229万5000円の支援が集まっている。
(追記:9月1日23時30分現在343万円になりました 凄すぎる…)
(追記:9月6日20時45分現在708万円になり、第2目標達成)
(追記:10月8日20時現在現在1010万円となり第3目標達成)
↑法華口駅の列車行き違いのPR動画(北条鉄道公式)
キハ40系気動車の購入と言えば、小湊鉄道がキハ40-1,2の2両を2020年5月に購入し、21年4月に運航開始したことが記憶に新しい。
また、やや話は脱線するが、2020年に交換設備を設けて増発を行った第三セクター線はもう一つある。鳥取県の若桜鉄道でこちらも途中の八東駅での交換設備完成による増発である(春の改正)。ただJR因美線との直通を行っておりいざとなればJR西日本の車両が乗り入れることも可能であるからこちらにもキハ40系がやってくるのでは、という期待は淡いものであろう(ただ期待したくはなる)。
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