JR西日本 25年春ダイヤ改正詳報 その3(近畿エリア着席保証以外)

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JR西日本のダイヤ改正詳報。次は近畿エリアのダイヤ改正である。今回は万博輸送・行楽輸送に焦点を当てる。
リリース:2025年春のダイヤ改正について
25年春、特急「まほろば」の定期運行化と、リニューアルデビューが決定!

【ほかの詳報】
JR西日本 25年春ダイヤ改正詳報 その1(新幹線関係)
JR西日本 25年春ダイヤ改正詳報 その2(北陸エリア在来線)
JR西日本 25年春ダイヤ改正詳報 その3(近畿エリア着席保証以外)
JR西日本 25年春ダイヤ改正詳報 その4(近畿エリア着席保証関係)
JR西日本 25年春ダイヤ改正詳報 その5(広島)
JR西日本 25年春ダイヤ改正詳報 その6(中国エリア)

万博輸送

JR西日本も2025年大阪万博の輸送を担う。その目玉は新大阪ー桜島間の「エキスポライナー」であり、新大阪・大阪(地下ホーム)・ユニバーサルシティ・桜島と停車する。
新大阪駅の発車は昼間概ね44分発であり、これは概ね新大阪駅発の「くろしお(毎時13分発)」の真裏である。くろしおとバッティングする18時台は41分にエキスポライナー、43分に和歌山行きくろしおとなっている。
他方、新大阪着は概ね32分着であり、くろしお(51分着)の真裏というわけではない。むしろ、「はるか(京都方面行き06,36分着)」に近接するダイヤとなっている。

次いで、朝夕の大阪環状線・桜島線・阪和線の増発がある。

・天王寺→弁天町方面 7時台+1本(14→15)、8時台+1本(13→14)
・天王寺→弁天町方面 20時台+1本(10→11)、21時台+2本(10→12)
・桜島駅→西九条方面 19時台+1本(7→8)、21時台+1本(7→8)
・鳳駅 →天王寺方面 7時台快速+1本(9→10)
 ※始発駅不明

朝ラッシュ時間帯の増発は非常に重要な意義がある。というのも、2022年春ダイヤ改正で、通勤時間帯の電車本数を均等化して本数を間引くということを実施したことからの転換ということになるからである。特に阪和線は7~8時台6分間隔運転となり、この時間帯で4本快速電車が削減されている。

まほろば 定期列車化

おおさか東線全通以降しばらくの間、そして大阪駅地下ホーム開業以降2年間土休日の臨時列車として運転されてきた臨時特急「まほろば」号がついに定期列車として運転されることとなる。もともと車両を「くろしお」から間借りしていたが、今回からは特別使用車を用意することとなる。インテリアが大幅に変更となる。

なお、ダイヤは2024年冬と同様で大阪9時58分発、奈良16時21分発、途中新大阪と法隆寺に停車する3両編成の全車指定席特急となる。

その他接続改善

きのくに線の昼間時間帯を中心に、白浜方面から御坊方面の接続時間を改善するという。現行ダイヤを記載しておく。往々にして別ホーム乗り換えとなるため、かなり乗り換えがタイトになる場合がある。
・7時07分着、7時10分発
・7時58分着、8時11分発(周参見発御坊行き)
・9時13分着、9時17分発
・12時13分着、12時18分発
・14時21分着、14時25分発
・15時55分着、16時21分発
・18時16分着、18時22分発
・19時04分着、19時16分発
・20時09分着、20時39分発
・21時57分着、22時00分発

和歌山線の下校時間帯に利用しやすいように、発車時間を変更する。増発するとは言っていない。指定されている駅は高野口・笠田・粉河である。

播但線と山陰線の乗換駅である、和田山駅ではホームが変更となる。名指しされている列車は、寺前16時03分発和田山16時51分着列車と、(園部始発)福知山16時10分発和田山16時48分着/54分発豊岡17時27分着電車である。これが対面乗り換えになるという。播但線は5番乗り場に着き、豊岡行きは2番乗り場に着いていた(交換する福知山行きも大して接続時間がない)。