近鉄 ダイヤ変更を発表 大阪線で昼間白紙改正
近鉄は2026年3月14日にダイヤ変更を行うと発表した。
【参考 弊記事】
近鉄大阪線「区間急行」とは?停車駅予想をする
【五位堂】近鉄大阪線 23年ぶりに特急停車駅を追加へ
大阪線 一般列車の変更
大阪線では現在、昼間大要以下のようなダイヤとなっている。急行・区間準急・普通の3本立てで、特に上本町方は均等ダイヤからは遠く離れたものとなっていた。
それを11時~14時台は以下の通り見直す。ここで、区間急行とは現在の急行の停車駅に、八尾、山本、高安を加えた停車駅とする新規種別である。そして、純然たる15分パターンダイヤを導入する。
上本町~高安間は減便となるが、パターンダイヤ化で恐らく利便性は上向くであろう。高安~朝倉間も同様である。なお、国分と八木で追い抜きとなるダイヤであり、かなり合理的なダイヤであろう。
しかし、榛原から先がかなり悲惨で、榛原~名張間は毎時3本から2本に減便、名張~青山町間は正確な記載がないため推測するほかないものの、毎時2本程度に減便、青山町~東青山の峠越え区間はなぜか平日と土休日で別となっており、平日は2時間当たり3本、土休日は毎時1本となっている。東青山~中川間はほぼ今まで通りである。
2012年の区間準急設定(リンク)の際は種別の追加と準急区間を短縮でとどめていたが、抜本的に別のダイヤとする改正である。2021年ダイヤ変更(リンク)以来、昼間に上本町~五十鈴川間の直通急行がなくなっていたが、ついに名張で系統分離を決定的なものにしたダイヤと評することができるだろう。
【23時追記】少し頭を冷やして追記しておきたい。上本町14時台場面ですでに榛原1・名張3となっている。上本町~名張は現在の急行で72分である。そうすると、14時26分発の区間急行は16時前ということになる。するとそこからは夕ラッシュ手前(快速急行や準急が来るのはその3時間後くらいである)には昼間パターンの「底」のダイヤを脱することになる。ここから、上本町15~17時台前半の急行・準急の運行時間帯でどういうダイヤを組むのかというのがきになるところである。午前に目を向けると、上本町9時10時台の運転本数はどうなるのだろうか。
一方、上りはさらに奇妙である。八尾11~13時台の普通は毎時4本だが、14時台には早速6本である。現在の八尾から上本町方面の各駅停車は10~14時台は5本、15時台は6本、16時台は8本、17時台は7本となっている。各駅停車は意外と本数を減らすことにはならないのであろうか(そうなるとむしろ先発先着というダイヤの性質にからして利便性はつなぎとめることになるだろう。)。
その他の一般列車関係
京都線では、京都行急行1本増、準急1本減となっている。南大阪線関係では、6~7時台に減便がなされている。信貴線では、10~14時台を中心に毎時3本から2本に減便となっている。
特急列車
五位堂駅に特急が止まるというのは既報の通りであるが、おおむね弊記事の予想通りであろう。
大和西大寺駅7時09分発の阪奈特急が天理発となり、郡山にも停車することなる。天理発の定期特急が設定されるのも初だし、郡山停車の特急も新規設定である。
奈良線では、平日3往復、土休日奈良行1本、難波行3本が増発となる。時刻表は以下の通りである(出典:2025年変更平日、2025年変更休日)。
京都線でも平日2往復、土休日1往復の増発となる。
名古屋線では土休日に名古屋20時25分発難波行特急ひのとりが増発となる。2025年変更(リンク)で、名張行となった22時20分発特急は松阪行に戻されている。
ディスカッション
コメント一覧
大阪線、数年後に「区間急行のうち一本を高安行き準急に変更します」とか言ってきそうだなって怯えています。近鉄的には運用本数を削減したい筈なのに、河内国分以東は本数が増えている矛盾があるので、それを解消しようとするのではないか、ってことですね。勿論パターンダイヤというのは利用者にとって有難いことではありますが、正直近鉄がそこまで利用者のことを意識するとは思えないので(名古屋線の塩浜以南の普通種別という実例がありますから)。
あと本数増えたのはいいとして、三駅も停車駅が増えるというのは素直に苦しいですね。単純に考えて五分は所要時間伸びるでしょうし、特急待避とかで下手すれば十分くらい伸びても不思議じゃない。二駅も待避駅がありますから。なるべく鶴橋まで逃げ切って欲しいが、続報を待つしかないですね。
最後に阪伊急行が削減されることになります。これは阪伊特急の利用を促すものだと考えていますが、その割にはコロナ禍で削減された特急の復活は公表されていないんですよね。現行ダイヤで急行で伊勢まで向かう人が一定数いるであろう中で、それでも混雑している阪伊特急を次のダイヤで増便しないのは矛盾だと感じますが、近鉄から増便の話がないのでこのままいくつもりなんですかね。
たった二編成しか導入されない新型車両といい次のダイヤ改正といい、正直近鉄には失望させられ続けていますが、いつか利用者に還元される日が来る、と淡く儚い可能性にかけて我慢するしかないのかもしれませんね。
近鉄からすれば名を捨てて実を取る形のダイヤにしたかったのでしょう。名張以西に関しては、パターン化できれば、特急・急行/区間急行の退避駅を固定できるので、むしろ全体の利便性は確保できると見たのだと思います。
阪伊急行の削減と言っても、2021年改正の時点で中川止めにしているので、今更批判しても仕方がないところかと思います。青山峠越えに関しては、平日はなぜか本数が増えることになるので、もう少し冷静な判断をしたいところです。実際には、両数の調整が主眼なのではないかと思います。
直接的な競合事業者がいない中で、中々優先して投資というのも企業として難しい選択を求められているものと思います。
「阪天特急」が登場することになりましたが、支線区に直通する特急はあの湯の山特急以来になりますね。
コメントありがとうございます。
確かに湯の山線以来の支線区直通ですが、行楽輸送ではないですね