JR西 うめきた新駅の開業概要を発表【東線全数乗り入れ】
JR西日本は、うめきた新駅(大阪駅)の開業に向けた種々のニュースリリースを公表した。
△大阪駅。こちらは現行ホームである
大阪駅(うめきたエリア・西側エリア)の 改札口名称について(2022年12月1日)
線路切換工事に伴う特急列車の運転休止・道路交通規制(通行止め)について(2022年12月9日)
大阪駅(うめきたエリア)開業に伴う運行体系等について(2022年12月9日)
JR東海道線支線の地下化切換工事に伴う府道41号なにわ筋(JR大阪環状線福島駅付近)の車両通行止めについて(2022年12月9日、大阪市建設局)
もくじ
①改札口について
②線路切替工事について
③運行形態について
①改札口について
新たにできるうめきた新駅は現在の大阪環状線、東海道線の大阪駅と一体となって新規開業することになり、改札内でつながっていることになるが新たに出来る改札についてである。
うめきたエリア、後述の新ホームへの改札が「うめきた地下口」。既存の大阪駅の西側にできるのが「西口」である。
なお、現在の大阪駅には3階の「連絡橋口」、1階の西よりコンコース「中央口」「エキマルシェ大阪口」「桜橋口」、それより東よりコンコースの「御堂筋口」「南口」がある。
②線路切替工事について
大阪駅新ホームの開業に向けて線路切替工事が実施される。そのことに伴う運休、通行止めは以下の通りである。
期間:2023年2月12日
運休列車:関空特急「はるか」の全区間、特急「くろしお」の天王寺~新大阪・京都間
※大阪環状線の全電車、特急「くろしお」の天王寺~新宮間は通常通り運転
また、なにわ筋の浄正橋踏切付近での工事となるため、2023年2月11日22時から13日6時までの間同区間で長期の通行止めとなる(大阪市建設局の報道発表を参照)。
③運行形態について
さて、ここからは実質的にダイヤ改正の中身となる。
1.特急列車関係について
大阪駅新ホームには(今まで新大阪~西九条間で別線経由となっていた)関空特急「はるか」と特急「くろしお」が全て停車する。これにより、大阪駅から関西空港、あるいは和歌山方面へのアクセスが飛躍的に便利になる。関空・紀州路快速より20~30分の速達化となる。当然京都方面へ抜ける両列車も停車することから、通勤需要をも拾うこととなる。
なお、これに合わせて西九条駅に停車していたくろしお(新大阪方面4本、和歌山方面9本)は同駅通過となる(明示はされていないが恐らく全部)。
また、チケットレス特急券等についてもキャンペーンを実施することとなる。
2.おおさか東線電車関係について
おおさか東線の電車は全て大阪駅新ホームに乗り入れる。今までであれば同線各駅から大阪駅に向かうには新大阪駅での乗り換えが必要であったところが、直通となり所要約4分の短縮となる。
更に、直通快速はJR淡路にも新規停車する。さらに、「7両編成から座席数の多い8両編成クロスシート車両に変更」とあるから、直通快速の使用車両は今後221系に変更される(あるいは223系、225系)。
なお、おおさか東線の普通電車、直通快速電車の増発の予定はないようである(列挙されている本数が現行と変わらないため)。
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今井慶松
大阪駅