「α列車」て何? ⑩【高山・北陸篇】
国鉄民営化の話がまとまりつつある頃の1985年、ダイヤ改正が実施されている。新特急が導入されたり、新幹線のスピードアップもなされている。
他方普通列車に関しては「α列車」が導入された。毎日運転の臨時列車で、利用者の動向を見ながら来年以降の運転があるかどうか判断するものであるしかしながら「α列車」と調べても詳細の情報が出てこない。そこで今回一連の記事ではα列車の趨勢を調べることとした。
使用した時刻表は1985年5月版の小型版全国時刻表。今回は北陸線・高山線篇。他のものは以下のリンクからどうぞ。
今後の予定(「α列車」て何? ⓪総説篇)
・高山線
高山19:46 富山21:46 7835D(猪谷ー高山は定期列車)
現行ダイヤでは当然会社境である猪谷乗り換えが多いが、当時は高山(以南)ー富山か猪谷ー富山(連絡列車なし)かというのが大半となっている。
さて、この列車岐阜15時59分発の列車から接続を受けており、当時の猪谷から富山方面最終列車となっている。現行時刻ではおおよそ岐阜16:15発高山19:44-51、猪谷21:04着の列車(高山からワンマン)に一致する。猪谷での接続はないものの、最終の接続はその約1時間後になっている。
あまりにも書く内容がないので、富山駅の当時の高山線列車を付しておく。
・北陸線(富山ー黒部)
敦賀5:52 黒部10:28 7233M(敦賀ー富山は定期列車、富山9:56)
黒部11:15 富山11:47 7536M
さて、こちらも余り書くことがない。現在だと金沢・高岡方面から直数する富山ー泊の電車が1時間に1本強というところだが、当時は所謂汽車ダイヤ(※2014年度までもほぼ同じだが…)で、富山ー直江津の電車が1~2時間に1本、間を埋めるように富山ー魚津・黒部の列車でカバーするような感じだ。なお、特急に関しては大阪ー富山・新潟の雷鳥、福井・金沢ー新潟間の北越、大阪ー青森の昼行の白鳥など、急行は金沢ー上野間能登、大阪ー新潟間のきたぐにがある。
ちなみに金沢ー上野間特急白山もなぜか「L特急」に指定されている。2往復しかないのに。
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