阪急電車 冬にダイヤ改正 「快速急行」は「準特急」に
阪急電車は12日、ダイヤ改正を発表した。改正日は12月17日土曜日。
2022年12月17日(土)初発より 阪急全線(神戸線・宝塚線・京都線)でダイヤ改正を実施
もくじ
①10両編成での運転を一部取りやめ
②深夜帯:本数削減、終電一部繰り上げ
①朝ラッシュ:10両編成での運転を一部取りやめなど
全線:通勤特急に女性専用車を連結(統一)
神戸線:新開地発大阪梅田行き特急は神戸三宮から10両編成で運転していたところ、この増結を取りやめる
三宮発 6:53 7:07 7:22 7:38 7:54 8:10 8:26 8:41 全て通勤特急梅田行き
7:30 7:45 8:02 は新開地始発の特急梅田行き←増結取りやめ
(梅田発 7:13 7:28 7:44 8:00 全て通勤特急三宮行き)
(以下特記なければ全て現行ダイヤ)
今津線:宝塚発の準急(今津線経由)は現在7:00からの6本運転であるところ、6:46発からの運転となる(書き方からして8:19発を廃止して本数の変更はなさそう)
宝塚線:川西能勢口発の通勤特急すべてにつき10両編成から8両編成に変更する。女性専用車は最後部に設定継続。
川西能勢口発 6:57 7:13 7:28 7:44 8:01 8:18 全て通勤特急梅田行き←8両編成に
ただ、通勤特急を川西能勢口6:39発の電車を新規設定する。そのことにより、混雑緩和を図る。
箕面線:大阪梅田直通の普通電車を廃止する(現行は6:51、7:07発の2本)
京都線:10両編成を廃止
河原町発 7:13 7:29 7:46 全て快速急行梅田行き
梅田発 8:10 8:27 8:45 全て快速急行河原町行き(ただし桂で2両切り離し)
通勤特急は淡路駅を通過するところ、一部を準特急(現行の快速急行)にすることにより、千里線・堺筋線方面との乗り換えを改善する。
②深夜帯:本数削減、終電一部繰り上げ
神戸本線:21~23時台で各種別毎時1往復程度づつ削減する。
終電の繰り上げも実施するが、最大15分程度である。
宝塚本線:21~23時台で各種別毎時1往復程度づつ削減する。
終電の繰り上げは軽微(ほとんどの区間で数分、もしくは繰下げ)
京都線:21~22時台で各種別毎時1往復程度づつ削減する。
終電の繰下げは軽微(梅田発準急桂行きが廃止or短縮されるようである)。
③種別変更:「快速急行」は「準特急」へ
全線:2024年度に京都線で座席指定サービスを導入するため快速急行を準特急に名称変更する。
京都線:快速の停車駅に西京極を追加し、「急行」に名称変更する(停車駅は梅田・十三・南方・淡路・上新庄・南茨木・茨木市・高槻市・長岡天神・桂~河原町の各駅)。
↑ダイヤ改正後の種別図
④快速特急A「京とれいん」廃止
京都線:快速特急A(十三通過の京とれいん)を廃止し、土休日の観光特急は快速特急「京とれいん雅洛」の4往復のみになる。
⑤まとめ
思ったより前向きな改正となった。特に宝塚線では朝ラッシュで増発ということになる。勿論書いていないだけで多少本数を減らすようなこともあり得るだろうが、この内容の細かさからすれば恐らくそのようなサイレント減便を行うような可能性は低い。
ただ、例外的な運行は縮小になる。つまり、10両編成や箕面線直通電車は廃止となっている。運転系統の簡潔化をより図りたいという意思がよくわかる。
座席指定制サービスについてようやく新たな動きが出てきた。準特急がそのための布石になっていたとは、以前に書いた記事で言っていたことが全然当たっていなかったのは恥ずかしい限り。詳細は続報を待つべしということであるので今後に期待。
なお、堺筋線でも同日ダイヤ改正があり、減便である。
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