広電 宮島まで240円均一! 運賃改定を申請

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広島電鉄は23日、2025年2月1日から運賃改定を実施すると発表した。

電車・バスの運賃改定及び運賃・定期券制度等の変更について

広島電鉄は、広島市内バス各社との均一運賃制度を実施している(参考:国土交通省 運輸審議会 共同経営計画)。今回はこれにも影響が及ぶこととなるが、一旦措いておく。

改定内容は以下の通りである。

【軌道】 白島線160円・本線220円→一律240円
【鉄道】 対キロ区間制140円~230円→一律240円
 ただしMOBIRY DAYS 利用の場合は150円から220円となる。内容は下表のとおり。

  現行 改定 MD
3kmまで 140円 150円
6kmまで 160円 170円
10kmまで 190円 200円
14kmまで 210円 210円
17kmまで 230円 220円

【鉄道・軌道連絡運賃】 一律240円となる予定(認可後届出予定)

  現行 改定
草津まで 220円*1 240円
修大協創中高前まで 220円*2
広電廿日市まで 230円
阿品東まで 250円
宮島口まで 270円

*1前回改定まで190円、*2同200円

鉄道・軌道を合わせた収支率はこのままだと向こう三年で77.5%、申請通りだと87.1%となる。定期券については、区間定期券が廃止となり、すべて電車全線定期券となるほか、通学定期券はこれまでより安い1年定期券(1か月定期の85%額の12倍)が発売される。

バスについては、上限運賃(収受可能額)は50.1%の改定率となる。実際に収受する額は13.9%程度の改定となる。上限運賃に関して言えば、初乗り運賃170円(2.4kmまで)賃率38.9円から初乗り200円(1.7kmまで)賃率58.4円との大幅な値上げとなる。

バス均一運賃エリアに関しては、2022年11月から、JR線より概ね南側の広島デルタ区域についてバス7社(+路面電車)の運賃が220円に統一されている。今回の運賃改定に合わせた「240円均一エリア」は、北側に膨れて、「三滝観音」「大芝町」「不動院」「牛田早稲田」「中山踏切」「矢賀入口」「大洲車庫」までが対象となる。